内視鏡による異物摘出

今回は内視鏡を使った異物摘出について紹介したいと思います!

散歩していたら道端に落ちているものを食べちゃった、おもちゃで遊んでいたと思っていたら・・などの経験はないでしょうか?小さいものであればウンチにそのままでてきますが、大きいものや針・紐などはそのままにしておくと胃や腸につまってしまい大変です。

詰まってしまった場合はまず薬で吐かせるようにしますが、吐いてもでてこない場合は手術でお腹を開ける・内視鏡を使って取り出す方法があります。

内視鏡を使うことのメリットとしてはお腹は開けずに口から管を入れるだけなのでわんちゃんにとっての負担が少ないことが挙げられます。また胃・腸の内部の構造もしっかりと観察することができます。

図4図2
黄色で囲んだ所が胃です。

前日からご飯を食べていないにも関わらず

胃の中に物が入っています

おもちゃのロープを食べてしまったたわんちゃんです。小さい子でしたがこんなにたくさんロープを飲み込んでいました。内視鏡で無事に全部取り除くことができました。

内視鏡で取り除けなかった場合はお腹を開くことになります。予防としては飲み込めそうなものをわんちゃんの周りに置かないことが第一です。万が一飲み込んでしまった場合はすぐに病院に連絡してください。